広島トヨペット

広島を
楽しみ尽くす人たち

広いイベントスペースに、2階にはおしゃれなカフェを常設。
屋外には緑があふれ、ウッドデッキのテラスが広がる。
「CLiP HIROSHIMA」は広島トヨペットのチャレンジの象徴だ。

CLiP HIROSHIMA

  • 森 光平

    CLiP HIROSHIMA
    アシスタントディレクター

    1998年入社。整備士として11年、営業として11年勤務。新たな職場・CLiPはこれまでの常識を超えることばかり。流行りものが大好きで、最近はソロキャンプを満喫してます!

  • 藤安奈摘

    CLiP HIROSHIMA

    2019年入社。安芸高田出身なので、子供の頃から神楽三昧。舞も太鼓も笛も何でもできますよ。あと外せないのはカープ。地元が近い三次出身の梵英心さんをずっと応援してました。

  • 中尾優希

    CLiP HIROSHIMA

    2018年入社。休日は韓国ドラマを見るか、カフェを巡ってスイーツの食べ歩き。去年は『愛の不時着』にずっと浸って、ずっと泣いてました。通勤中も電車の中で泣いてましたよ(笑)。

  • 三浦智史

    CLiP HIROSHIMA
    アシスタントディレクター

    2002年入社。営業一筋からCLiPへ。休みの日は趣味のギター。よく弾いてるのはエアロスミス! 最近はじめた料理ではタマネギをじっくり炒めたカレーが子供たちに人気です。

ディーラーが車を売らないってどういうこと??

2016年にオープンした「CLiP HIROSHIMA」は広島トヨペットにとって特別な空間だ。多角化経営のさきがけとして「車を売らないショールーム」という斬新なコンセプトを提示。社内外に大きな波紋を巻き起こした。

「僕と三浦さんは1年半前、営業職からここに来ました。ここに来るまでCLiPの存在は知ってたけど、実際何をやってるかは知らない状態で。『普通の販売店じゃできないことをするチームかな?』というイメージでした」

三浦

「CLiPができたとき、『CLiPは情報発信基地だから車は売らない。車の整備もしない』って聞いて、『カーディーラーが車を売らないってどういうこと??』と不思議に思ったんです。自分が異動してきてやっと、ここは目に見えないものを売ってるんだなということが理解できました」

「僕と三浦さんは社歴が長いので『広島トヨペット=車を売る会社』というイメージが強いんです。これまで整備職にしろ営業職にしろ常に目標の数字を達成するため頑張ってきたけど、CLiPはそれがない職場で。最初は戸惑いましたよ」

藤安

「私は新卒でCLiPに配属になって。CLiPに関してはイベントスペースということしか知らなくて、部署は違えど車には関わるんだろうと思ってたけど、まさかここまで関わらないとは想像を超えてました(笑)」

中尾

「私が赴任したときは、まだできて1年強だったこともあって社内の認知も進んでない状態でしたね」

藤安

「私たちの業務は、まずはイベントの運営。CLiPでイベントをやりたいという方と打ち合わせして、告知など協力していきます」

「CLiPという名前には『つなげる、まとめる』という意味があるので、単にイベントをやるだけでなく、主催者と地域住民、参加者の方がつながるようお手伝いしてます」

中尾

「CLiP主催のイベントを行うこともありますよ。広島のことをもっと知ってもらうため、各市町でしかできない体験を集めた『ひろしましろひ』は、これまで5回行いました」

「去年からは『CLiP 2021プロジェクト』を始動して、新しい挑戦もはじめています。プロジェクトは『CLiPアプリの開発』『広島CLiP新聞というメディアの開設』『イベントを定期化・バージョンアップして、もっと多くの方に来ていただく』の3本柱を中心に進めています」

藤安

「広島CLiP新聞はやってて必死です! 私はこれまでちゃんと文章を書いたことなかったし、カメラも触ったことがなかったレベルなので(笑)」

「広島CLiP新聞は『広島中の+(プラス)体験を集める』がコンセプト。それは広島トヨペットのコーポレートスローガンである『HIROSHIMA+』『HIROSHIMAを楽しみ尽くす集団』とも重なってるんです」

新しい知識、新しい人との出会い

カーディーラーなのに車を扱わない前代未聞の営業スタイル。チームは正解の見えない中、手探りでCLiPの方向性を模索してきた。

三浦

「これまでで一番印象に残ってるのは、コーヒーのイベントです。それは僕が初めて関わった大々的なイベントで、300人近いお客様が来場されて。営業マン時代、販売店のイベント集客で苦労してたのに、コーヒーというテーマを設定することでこんなに多くの若い人が来てくれる。そのときCLiPへの見方が変わりましたよ」

中尾

「私が憶えてるのは3周年記念イベント。半年前から『キャンプと防災』というテーマを決めて、施設の屋外スペースまで全部使ってやったんです。それは1,000人近いお客様が来てくださって、大成功に終わりました」

藤安

「私が入社した年、研修の一環として新入社員だけでイベントを作ったんです。私も新人なのでそのイベントの担当になり、同期で何度も集まったり他部署の人に相談したりしました。当時は右も左もわからない1年目だから大変だったけど、おかげでいろんなことを学びましたね」

「CLiPではいろんなイベントをやってるので、新しい知識や新しい人との出会いが豊富にあるんです。それは自動車整備や営業だけやってたら出会えなかったものも多くて。ここに来て自分の世界が広がったことは間違いないです」

三浦

「ただ、いろいろやってる一方で課題も多いんですよ」

「課題しかないよね(笑)」

藤安

「CLiPはイベントがない日でも気軽に立ち寄ってもらえる空間ではないんです。私はインスタグラムを見て気に入った場所によく遊びに行くので、インスタ映えじゃないけど、そこに載せてもらえるような施設になればいいと思います」

中尾

「ほんとそうだよね。情報発信基地と言ってるくらいだから平日でも何かやったり物販に力を入れたりして。『CLiPに来たら何かやってる』って、お客さん自らが発信したくなる場所を目指したいですね」

三浦

「あと外の方にもそうだけど、社内にももっと知ってもらわないと。一番の広告塔ってウチの営業マンだと思うんです。彼らが営業先で『CLiPでこういうイベントやってますよ』と言えれば話題も広がるし、最近は販売店を巻き込んだイベントも企画してて。店舗とCLiPが協力できるようになるときっと相乗効果が起こるはずで、そのためには社員のみんなにもっとCLiPのことを知ってもらう必要があると思うんです」

フラットに意見を言い合えるチーム

CLiP HIROSHIMAという職場を体験したことで、会社のイメージもがらりと変わったと彼らは言う。「チームCLiP」が見る広島トヨペットの面白さ、このチームの魅力は何だろう?

三浦

「今の広島トヨペットはすごく面白い会社だと思いますね。僕らが入社したときは車の販売と整備だけをやる会社だったけど、今は車を売りながらCLiPを運営したり、カフェを営業したり。新規事業もこれからどんどん立ち上げていく予定だし、社員的にも今後はもっといろんな個性が必要とされると思います」

藤安

「普通のディーラーがやらないことに挑戦してますよね。いまトヨタは全車種が併売化されて、これからは他の販売店といかに差別化していくかが大事。CLiPは積極的に情報を発信して、多くの人に広島トヨペットを知ってもらいたいと思います」

「そんな中、CLiPチームは社内の他のチームと雰囲気が違うと思います。普通の販売店ではこれまでの知識や経験が役に立つけど、ここは車業界の常識が通用しない世界。僕らおじさんの常識と若い女性の常識は全然違うし、ここでは後者が優遇されることが多いんです(笑)。だからここはキャリア関係なく、お互いフラットに意見を言い合える環境があるんです」

三浦

「社歴や人生においては僕らが先輩だけど、CLiPに関しては藤安さんと中尾さんの方が先輩ですから(笑)」

「提案されたイベントをやるかどうかもスタッフ全員の意見を聞いてますよ」

中尾

「確かに意見は言いやすいですね」

「そりゃ、僕らが気を遣っとるからよ!(笑)」

中尾

「CLiPって自分がやりたいことができる場所だと思うんです。たとえば私はカフェが好きですけど、『あのカフェと一緒にイベントがしたい』っていうのがここでは仕事として実現できる。だから自分の夢を持ってる人がCLiPに来ればいいと思うんです。いい意味で公私混同で仕事ができるし、自分の好きなことをやることが会社の発展にもつながるってなかなかないと思いますよ」

三浦

「僕はCLiPの軸はつながることだと思ってて。そういう意味では話をすることが好きな人が向いてるんじゃないかな?」

藤安

「これから新しい人が入ってきても、意見を言いやすい今のCLiPの雰囲気は守りたいですね」

「僕らの時代は人付き合いが苦手だからエンジニアを目指すという人もいたけど、今のエンジニアはお客様とコミュニケーションをとることも大事な仕事。だからCLiPで育った彼女たちが今後販売店に異動したら、他の社員も刺激を受けて会社全体が盛り上がると思うんです。CLiPでいろんなことに挑戦する姿勢を身に付けて、それが社内に新しい風を吹かせたら面白いと思いますね」