広島トヨペット

広島を
楽しみ尽くす人たち

設立されて3年目の新部署・人財開発部。
さまざまなバックグランドを経て集まったメンバーたちは
2年間におよぶ協議の末、
いま大きな仕事を成し遂げようとしている。

人財開発部

  • 三浦彰久

    人財開発部・部長

    昔は結果を出せば人間性は問われないっていう社風だったけど、これからの広島トヨペットはよき社会人でないとダメ。やはりひとりの人間として評価される人じゃないと。

  • 上田 健

    人財開発部・次長

    目指すはメンバーひとりひとりを尊重できるチーム。新考課制度の作成では葛藤もありました。昔は音楽をやったりゴルフをやったりしたけど、今は家の近所を散歩するくらいかな?

  • 矢野博之

    人財開発部・課長

    採用業務に関しては一番の古株。最近ドローンをはじめて、堀さんの映像にも使ってもらいました。ゴルフも好きなので、あたたかくなったら人財開発部でコンペやりません?

  • 堀 洋輔

    人財開発部・係長

    新しいものが好きなんで、新しいドラマがはじまったらとりあえず観ます。広く浅く足を突っ込むタイプ。入社式のサプライズ動画は今年3年目。毎年、前年を超えていきます!

  • 森 貴斗志

    人財開発部

    車をいじるのが好きで整備士として入社。去年から人財開発部へ。機械相手から人相手に変わって、人が何を思い、行動しているのか、勉強している最中です!

  • 山本照子

    人財開発部

    学生時代はひとりが好きだったのに、人財開発部に来て人と関わることが増えました。趣味は映画観賞。最近ゴルフもはじめました。こう見えて私、意外とセンスあるんですよ。

横道にそれたって、いい

広島トヨペット人財開発部はまだできて間もない部署だ。それまで人事に関する業務は別部署で行われていたが、「従業員の質で他社と差別化を図る」という方針の下、社員の採用と教育にいっそう力を入れるため2018年に設立された。

矢野

「このメンバーの中で採用に関しては私が一番古いです。今年で16年目になりますが、そもそも私はエンジニアとしてこの会社に入りました。上田次長と森さんもエンジニアとして入社ですもんね」

上田

「そうですね。基本的に人をまとめるのは得意ではないけど、今は次長としてチームのまとめ役をやっています」

「僕はもともと車をいじるのが好きで、自動車整備士として入社したんです。この部署に来たのは去年からで、それまで機械相手が普通だったのに人と接する機会が増えて、コミュニケーションの難しさを痛感しています」

山本

「私は新卒からずっと経理をやってたんですけど、この部ができるタイミングで配属になりました。学生さんなどいろんな人と関われることで自分の価値観や視野が広がって、人間的に成長できる部署だと思います」

三浦

「そして私と堀さんは営業職から来ました。私はそれまで自動車を売ることしか能がなかったのに、仕事の内容が180度変わって最初は本当に戸惑いましたよ。特にこの部署は以前に比べてミーティングが格段に多いんです。営業部門は目標となる数字があって、それを達成するためにどう作戦を立てるか、ある意味やることがシンプルだけど、ここでは『わが社にふさわしいのはどういう人財か?』『どうすれば個々が成長を感じられる研修プログラムになるのか?』といった答えのない課題に取り組まなければならないことが多くて。そこはまったく違います」

山本

「一日中ミーティングルームで、みんなでホワイトボードとにらめっこ……みたいな日もたくさんありましたね」

三浦

「でも効率は悪いかもしれないけど、この部署はそういうやり方をした方がいい部署なのかなと思うんです。各ミーティングでも議題はあるのに毎回話が横道にそれて、でもそこから新たなヒントが見つかったり。あまり結論を急がず、ゆっくり構えて進んだ方がいい部署なのかな、と。そういう意味でここは各自の通ってきた環境も違うので、その立場立場でいろんな意見を聞かせてもらえて、いいメンバーが揃ってると思います」

「僕ら若手が意見を言える空気も作ってくれますもんね」

三浦

「活発な議論をする中でこっちがディスられることもしょっちゅうですよ(笑)」

山本

「ディスってなんていませんよ!(笑)」

みんなで作ってきたぞ

人財開発部は新卒・中途の採用業務の他、社員の研修プログラムの立案、女性社員に対する新しい働き方の提案などさまざまな仕事を請け負っている。その中で近年もっとも大きなプロジェクトが、今春一新される会社の人事評価制度の作成である。

三浦

「社員のみなさんへの考課制度を抜本的に変えるため、2年前からプロジェクトをスタートさせました。最初の1年はこのメンバーだけで現状の制度の至らない点を洗い出し、私たちが求める社員の像を明確にしていきました。2年目はそこにコンサルタント会社の方に入ってもらって、あともう少しで完成というところまで来ることができました」

「時間的にはどれくらい使ったかわからないですよね」

三浦

「去年は場所を変えながら朝10時から夕方6時までミーティングした日が、何日くらいあったっけ?」

山本

「4日、5日……もっとあったんじゃないですか? あれはなかなか出口が見えなくて、しんどい時間でした」

上田

「私たちも人事の素人だから正解がわからないし。一緒に働いている仲間を評価する制度を自分たちが作るということにも引っ掛かる気持ちがありました」

「だから日によっては和気あいあいとは言えない雰囲気のときもあって。みんな煮詰まって『う~ん…………』っていう。そういうとき先頭を切って場を回してくれたのは堀さんかな?」

「目的地は遠い先にあるとしても、そこに到達するためには目の前の問題に対してひとまずAかBか選択していかないといけないと思うんです。だからなるべく話の論点を整理して、『いま迷ってるのはこれとこれですよね。じゃあどっちにします?』って進めていくようにしました」

矢野

「時間はかかったかもしれないけど、いろんな意見が出る中でだんだんカタチになっていったし、メンバー全員に『これはどうだろう?』『こっちはどうだ?』って前に進んで行こうとする空気があったのはよかったと思います」

「車の修理であれば数時間でひと仕事終わって、すぐに達成感が感じられるけど、人財開発部の仕事は毎回キリが悪いんです(笑)。『今日はここまでできた!』って思えることがなかなかない」

「そう、『あー、終わった!』がないんです(笑)。でも、だからこそ2年間かけて新制度を作り上げて、春に新しい考課制度がスタートしたときには大きな喜びを感じられる気がします」

「『ここにいるみんなで作ってきたぞ』っていう手応えはすごくありますからね」

「ウチのよさって何だろう?」


と言えるよさ

人財開発部はこの6人が全メンバー。過去の経歴も年齢もまったく異なるが、冗談の飛び交う雰囲気からも風通しのよさと仲のよさは伝わってくる。「このチームでよかったと思ったことは?」と質問したときには、こんな会話が繰り広げられた。

山本

「このチームでよかったこと?……そう言われてすぐに出てこんあたりがいけんですね(全員爆笑)」

「でもここでみんな笑いが出るってことは、全員共感してるってことですよ」

「(小声で)三浦さん、言われてますよ(笑)」

三浦

「ほら、こういうふうにすぐディスる!(笑)」

山本

「うーん……でも実際ウチのよさって何なんでしょうね?」

「『ウチのよさって何だろう?』ってみんなの前で普通に言えるところがいいんじゃないですか?」

「逆にこの部署を離れた後で『人財開発部、よかったな』って感じるのかもしれませんね」

山本

「何かなぁ……さっき三浦さんが言ったように、人財開発部は全員でひとつのことを考えていくので、すごくコミュニケーションがとれてますし、みんないい人です!恵まれていますね。」

矢野

「いいところ、1個出たね(笑)」

三浦

「あと堀さんを中心に常に新しいことにチャレンジしようとする姿勢はいいところじゃない?」

「まあ、僕は矢野さんの次に年数が古いですから。『去年と同じことをしとっちゃいけんな』って意識があるので、インターンシップなども去年よりひとつプログラムを増やすようにしています」

三浦

「堀さんは毎年入社式で流すためのサプライズムービーを作ってるんですけど、そのクオリティが年々上がってるんです。あの動画見ようよ」

矢野

「企画・編集・撮影、すべて堀さんがひとりでやってるんです」
「僕は私生活でも新しいモノ好きなんで、去年はジンバルを買ったし、今年もDJIポケットを買って(注:ジンバルもDJIポケットも専門的な撮影機器)……」

山本

「え~!」

「あれ自分で買ったんですか!?」

「だからあの動画は僕の編集能力ではなく、機材でクオリティを上げてるだけなんです。あと今年は矢野課長がドローンを買ったから、矢野課長にお願いしてドローン撮影もしてもらって」

矢野

「ドローンははじめたばかりですけど、最後のパートは撮影させてもらいました」

「なんか人財開発部だけで何でも作れちゃいそうですね!」