広島県東部に位置し、福山市のベッドタウンである神辺町。
長い歴史のある神辺店には神辺店ならではの空気がある。
チームのムードは親しみやすく、明るい笑顔に満ちていた。
神辺店
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西 晋央
神辺店・副店長
2005年入社。神辺店に来て2年目。趣味はクライミングで、休日はボルダリングをしたり自然の岩場に出かけたり。何回やっても登れなかった岩場が登れたときが最高なんですよ。
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沖廣慎一郎
神辺店・副店長
2000年入社。サービス部門の副店長をやってます。ずっと仕事してるので休日は身体を休めることが多いかな? 小学生から福山在住で、一度も他の地域に出たことがないんです。
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尾熊基成
神辺店・新車営業課
2015年入社。神辺店一筋で6年目。朝礼の声出しを担当してますけど意外に根暗で、韓国アイドルが好きだった時期は部屋で好きなメンバーの名前を黙々と憶えてました(笑)。
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松本明莉
神辺店・新車営業課
2013年入社。神辺店は6年目。小学校5年生のときからポルノグラフィティ大好き。旅行も好きで、タイのバンコクは面白かったな。国内でも海外でも早くまた旅に行きたいです!
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角田顕仁
神辺店・サービス営業課・エンジニア
2020年入社。もともとバイクは好きだったんですけど、車はまったく好きじゃなくて。そういうこと言うと、“最近の子”ってからかわれます。休日はよく友達とBBQやってます。
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大山友香
神辺店・新車営業課・フロアスタッフ
2016年入社。整備の専門学校に通って、最初はエンジニアとして入社しました。確かに女性エンジニアって少ないですね。スポーツカーが好きで、今の愛車は「コペンGR SPORT」です。
ウチの店の特徴は“明るく、元気よく”
広島トヨペットの店舗は地域ごとに特徴がある。福山と東城を結ぶ国道182号沿いに建つ神辺店は、ファミリー層が中心の典型的な郊外店。店では今、新たな取り組みがはじまっている。
西
「今年から神辺店の取り組みとして、講師の方をお呼びしてお客様への接客スキルを学ぶ『店舗現場指導研修』をはじめました。朝礼のときも元気よく、ハキハキと声を出すことを意識しています。その司会は尾熊さんがよくやってくれますね」
尾熊
「朝からみんなが大きい声を出せるよう、自分が率先して声を出すことを心掛けてます!」
角田
「朝から大きい声を出すと仕事モードに入れるんです」
沖廣
「やっぱりウチの店舗の特徴は“明るく、元気よく”だと思いますから」
西
「この研修は現場スタッフのリクエストではじまったんです。ウチは店舗が古いので施設に関してはどうしても他店に負けてしまって。だとしたら接客で勝負するしかないということで、接客技術を磨くことにしたんです」
大山
「研修では細かいところまで教わります。『傘をお渡しするときはお客様が持ちやすいよう、相手にグリップを向けて渡す』とか。これまで個々で意識していたマナーがスタッフ全員統一されて、店全体のレベルが上がったと思います」
松本
「あと、研修では『お互い指摘し合わないといけない』と言われたので、朝礼でも互いに指摘して、高め合える関係になってきました」
尾熊
「神辺店はスタッフみんな仲がいいんですけど、最近は研修や朝礼での意識づけもあって、親しき中にも礼儀が加わるようになりましたね」
西
「街中の店舗であれば待っていてもお客様は来てくれますけど、ウチは神辺という土地柄、営業マンが足を運んでお客様を呼び込まないと来ていただけない地域なんです。それでわざわざ出向いたのにつまらない場所だったら、お客様は二度と来てくれませんよね? そのためには気持ちのいい接客をして、第一印象をよくする必要があるんです」
松本
「確かにウチは外回りが多い店舗だと感じます。飛び込み訪問して、とにかく店に来てもらうことを意識してます」
沖廣
「それはトヨペット販売店の中でも神辺店の特徴でしょうね。そんな努力が実って、ここ1年は来店されるお客様が増えてます」
角田
「僕が入社してから店の雰囲気もよくなってると感じます。店内のレイアウトも工夫して、よりお客様に喜んでもらえる環境が整ってきましたね」
ここまでお客様と仲良くなるのか!
都市部の販売店と違って、アットホームな空気が流れているのも神辺店の特徴だ。店に勤めるスタッフ同士、顧客との関係性、ここでは人と人とがじっくり向き合い、付き合いを深めていく。
西
「神辺店は若いスタッフが多く、そのぶん先輩と後輩のへだたりがあまりないんです。普段から冗談を言い合ったり、友達みたいな感覚は強いと思います」
沖廣
「ウチはいいところも悪いところも、率直に言い合える雰囲気があるんです。イヤなことを裏で言うと店の空気が悪くなるじゃないですか? でもここは全部オープンに話すようにしてますから」
松本
「スタッフ間の風通しはすごくいいですね。私がこの店に来たとき、尾熊さんも含めて齢の近い新人が何人かいたんです。彼らとはほとんど仕事ができないところから一緒にやってるんで、お互い切磋琢磨して成長してきた印象があります。ひとりが飛び込み訪問の資料を作りはじめたら、『私もやろう!』と刺激を受けたりして」
尾熊
「松本さんが来たときちょうど神辺店が若手だけで、他店に比べて圧倒的に知識量が足りない状態になったんです。そんな中で目標台数を達成するには、お互い助け合わないといけなくて。それが今の仲のよさにつながってると思います」
西
「当時、広島東部地区で女性の営業職は松本さんが初めてだったんです」
松本
「当初は男性営業マンとの体力差に悔しいと思うこともありましたね。でも気力で乗り越えました!」
尾熊
「今でも松本さんが最大のライバルですよ(笑)。月間目標台数で超えられたら悔しいし、こっちが超えたら嬉しいし」
松本
「それは私も意識してます。毎回、抜きつ抜かれつです」
大山
「この店は店長も引っ張ってくれるし、私の意見も聞いてくれる。何かあっても言いやすいですよ」
角田
「僕も入社前は『わからないこと、ちゃんと聞けるかな?』って不安だったんです。でも先輩方は忙しいときでも手を止めて教えてくれて、少しずつ作業ができるようになりました」
松本
「あと、ウチの営業はお客様との距離が近くて面白いんです。ひとりひとりと深いお付き合いができるのは嬉しいですね」
尾熊
「僕も『ここまでお客様と仲良くなるのか!』というのは驚きで。私事ですけど、僕はマイホームも結婚式もお客様のところでお世話になったんです(笑)。料理長をやってるお客様が式場の段取りを付けてくれて、設計士のお客様が土地探しから設計まで全部やってくれて。自分の人生すべて、お客様に賄ってもらってますよ(笑)」
松本
「ご自宅で野菜や果物を作っておられる方も多くて、よくおすそわけしてくださるんです。お宅を訪問したときも『それ抜いて持って帰って』って言われて畑に入らせてもらったりして。自動車の営業で農業体験までさせてもらうとは思いませんでした(笑)」
とにかく自分で考えて、行動する
現在、大きな変革期にある広島トヨペット。「チーム神辺店」のメンバーは、その変化をどう捉えているのだろう? そして今後、仕事に何をプラスしたいと思っているのだろう?
沖廣
「いま広島トヨペットは新しいことにチャレンジしていく会社に変わってきてますね。僕らのようなベテラン社員は最初戸惑いましたが、『あの会社ちょっと違うよね』と思われるのはいいことなので、その個性になじんできた感じです」
尾熊
「トヨタ車の併売がはじまり、車の販売だけでは生き残れない可能性があることは営業をやってる僕らも肌で感じるんです。逆に事業の多角化を推し進めて、『トヨペットはこれを作ったんです』『これもはじめたんです』って言えれば営業的にも武器になる。他社に追いつかれないうちにそこを伸ばすのは大事だと思います」
松本
「今の会社からは、失敗を恐れず変化していこうというメッセージが伝わってきます。今は何が正解かわからないので、『とにかく自分で考えて、行動する』って空気が強くなってますね」
大山
「私もエンジニアとして入社したけど、今はフロアで来客対応をしていて。以前は人とのコミュニケーションは苦手だったのですが、だいぶできるようになって人間的に成長した気がします」
沖廣
「じゃあ最後にウチのブランドスローガン『HIROSHIMA+』に引っ掛けて、今後仕事に何をプラスしたいか話していこうか。まず僕は……やっぱり明るい接客ですかね。『あの店、うるさいな~!』と笑われるくらい目立つ店舗になりたいです(笑)」
角田
「僕は入社2年目でまだお客様に名前を憶えてもらってないので、おもてなしや言葉のかけ方で自分の存在をプラスします!」
大山
「お客様対応はもちろん、もっと居心地のいいお店空間をプラスしていきたいですね」
松本
「まず営業職としては、お客様ひとりひとりのニーズを把握して、個々に合ったパーソナルな対応をしていきたいです。あと『HIROSHIMA+』は広島に住んでる方、広島に観光に来られた方が対象ですけど、県外の方に広島のことを思い出してもらえる企画があってもいいと思うんです。たとえば故郷が広島で今は県外で暮らしてる方にも何かプラスできたらいいですよね」
西
「いま会社は新規事業を数多く抱えてますけど、その達成のためには社員の成長が不可欠です。私はマネージャーという立場なので、すべての土台となる人財の育成にもっと力を入れたいと思います」
尾熊
「『HIROSHIMA+』には『お客様に感動をプラスする』という意味もあるんですけど、いま僕たちは店舗現場研修を行って感動できるレベルの接客を目指してます。これから広島トヨペットはさまざまな新規事業で感動を提供していきますが、それが僕たちの接客からはじまってお客様に感動をプラスしていけるよう努力したいと思います」